ご挨拶


⽇本の古来の住宅は、⽊造で畳のある部屋を中⼼として作られていました。そこに家族の会話や団欒が⽣まれ、温かい空間ができておりました。住宅には地産地消の材料が使われ、その⾵⼟に合い⻑持ちするものでした。⾃然素材による調湿効果や⾹りによる癒やしの効果もあり、落ち着ける空間でした。

戦後、⼤量の建築物が必要な時代。だんだんと合理化、効率化が進められ、現在の住宅は外国の⽊材を使⽤し、プレカットを使⽤して短時間で組み上がる使い捨てのような家が増えてしまいました。事実、現在の住宅(在来⼯法)のほとんどは20年から30年で建て替えられております。

反⾯、古⺠家(伝統構法)はどうでしょうか︖
古⺠家は築50年以上の⽊造住宅と定義されておりますが、築100年を超える古⺠家も珍しくありません。
古⺠家は地域によって様々な特徴がみられます。雪の多い地域、台⾵の多い地域、湿度の⾼い地域、それぞれの地域で快適に過ごせるよう先⼈の知恵が詰まった古⺠家が、全国画⼀的に建てられる現在の住宅より⻑持ちするのは当然ではないでしょうか。
私たちは、50年後に古⺠家のように再利⽤可能で⻑く住まうことができる住宅「新⺠家」を推進し、環境と⼈に優しい「新⺠家」を多くの⽅に知っていただき、持続可能な循環型建築社会の実現を⽬指し活動をおこなっていきます。

宮崎県新民家推進協会
代表理事 黒田 久雄